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タロットとの向き合い方(3)~上級者編~


こんばんは!

今年もリース作りの季節になり、庭から土台の枝をたくさん集めてきてルンルンのタロット占い師の一宮ゆりです。笑

久しぶりにサイズもいろいろ作ってみようかな。

ハンドメイド時代の名残で材料は業者並みにストックがあるので、子ども達も呼んでワークショップもありかもしれない(*‘ω‘ *)楽しみ。

 

 

さてさて、本題にまいりましょう。

これまで初心者編では考察力を、中級者編ではリーディングカの養い方をお話してきました。

 

そして上級者編では、いよいよ占い師として本格的に活動していく方法を考えてみたいと思います。

 

私自身まだまだ修行中の身ですが、これまでの集大成として理想像を思い浮かべつつ、戒めも込めてお話しさせていただきますね。

それではいきましょう(*^^*)

 


【高度な精神性を磨く】健全な精神を育てる


陰の気、陽の気、またその強弱も十人十色。

 

どんな状態のお客様にも対応できるよう、占者は自分自身の感情をコントロールすることも大切です。

 

上級者に求められるのは、お客様と占う対象者の属性や考え方を冷静に分析し、スプレッドの意図を的確にイメージしていただくための「伝え方」を磨くこと。

 

占者自身の中でイメージができていたとしても、伝え方によっては誤解を与えてしまったり、思わぬ解釈をされてしまうこともあります。

 

タロットの存在意義は、お客様が次の一手を掴むきっかけとなりえるものですから、読む側の人間が正確に伝達できなければタロットさんもいじけてしまいます。

 

伝え方を磨くコツは、人そのものを理解すること。

属性もさることながら、たくさんの人の考え方や生き方を学び、自分の中に落とし込んでいく。

 

相手の立場に立って考え、自分との違いを認識し、表面や形を合わせるんじゃなくて、心の核の部分に寄り添う。

 

その気持ちを汲み取る共感力は、日常の穏やかな精神の中で育まれる思慮深さだと、私は思っています。

 

 

実際の鑑定でも、占う側が陰が強い人または強い状態のときはマイナス思考に陥りやすく、ネガティブな解釈に繋げてリーディングしてしまう傾向があります。

 

また、陽の気の濃い方がお客様の場合、陰の気質の占者側が無意識の内に苦手意識を覚えたり、コンプレックスを刺激されて正確なリーディングが難しくなってしまうこともあります。

 

反対に、陽の気が強い占者は負の感情に支配されているお客様がいらっしゃると、前向きな言葉で励まそうといいとこ取りのアドバイスに偏ることも多いです。

 

お客様の中には、やり場のない思いを聞いてほしいという方もいらっしゃるので、励ましや解決を求める人ばかりではないことも理解し見極める必要があります。

 

この見極めが、本当に難しい。

 

占い師も人間ですから、好き嫌いもあるし、お客様との相性だってもちろんあります。

 

心に余裕がない状態のときもあれば、タロットを触る気になれないタイミングだってある。

そういう時はなるべく鑑定しないほうがいいけど( ;∀;)

 

上級者になれば占うことも日常化していきますから、平常心を保つのも修行のうち。

気持ちが落ちたとき、いかに早く立ち直れるかで上級者の中でもリーディングの質に大きく差が出ます。

 

日頃から自分で自分のご機嫌をとる。

美しい思想や物語に触れて、心に栄養を与える。

身の回りを整え、人間関係を整理し、自然体でいられる環境を作る。

 

私の実践法はこんな感じ。

家族でも友人でも、この3つを意識しながら接していると心地の良い距離感が見えてきます。

 

整え方は人それぞれで、ヨガや瞑想で整える占い師もいれば、とにかく寝る!って方もいらっしゃいます。笑

 

タロットで上級者(プロ)になるということは、何千、何万の人とコミュニケーションをとるということに等しい。

 

必要なメッセージを正確に伝えるためにも、メンタルコントロールも占い師の大切な仕事だと、私も鑑定を続けているなかで日々実感しています。

 


【スタイルを確立する】能力を正確に把握する


タロットを日常化し、一通り鑑定にも慣れてきたらいよいよ上級者の領域です。

 

今までは考察やリーディング力を養うことに意識を向けていた段階から、自分のスタイルを生み出し、オリジナリティを表現する段階に移行していきましょう。

 

 

まず最初のステップとして、自分の「強み」と「弱み」を知ることが大切です。

 

どんなお悩みが得意か、リーディングのクセ、タロット以外でも活かせるスキルはあるかなどノートに書き出してみるのもいいですよ(*^^*)

 

私は20代の頃、転職サイトなどによくある心理テストや、強みを見つける系の本を読み漁ったりしてました。

 

もし強みが多ければそれを活かした活動をスタートし、少なければ必要と思うスキルを新たに習得する。

 

NSTでいえば、新たなスプレッドに挑戦したり心理学以外のジャンルから生まれたタロットを学んでみるのも有意義です。

 

好きな命術と組み合わせたオリジナル鑑定や、SNS配信に特化してキャラ作りをしてみてもいい。

今年に入ってから、VTuber(Vチューバー)に興味がある生徒様が多いかな。

顔出ししなくていいし。

私も今さらだけど興味あります。笑

 

 

それに特別な資格が無くても、子育ての経験や職場で培った知識だって活かせるジャンルがあるかもしれません。

 

アロマとタロット

アニメとタロット

チョコレートとタロット

手芸とタロット

アクセサリーとタロット

があるなら、

 

料理とタロット

農業とタロット

ピアノとタロット

バイクとタロット

ロボットとタロット

だってあっていい。

 

手に入れた経験と知識に、あなた自身の色を加えて新しいタロットの世界を創り出していく。

 

上級者なら、まだ誰も見たことのないやり方を見つけて、自分だけのスタイルを確立していくほうがずっと楽しいはず。

 

占い師として活動する最大のメリットは、占う対象を失わずに腕を磨けること。

活動を通してタロットが引き寄せた出会いや経験がさらなる高みへ押し上げてくれる。

 

タロットさんとシンクロできるようになったからこそ、楽しまなくちゃ。

 

そのためには、自分らしくいられるスキルで、好きな服を着て、好きなカードを使って、好奇心の向かうまま動いてみる。

そう愚者のように。

 

息をするのと同じくらいの感覚でリーディングができる環境を作り出すのは、他でもない自分自身です。

 

中級者と上級者の大きな違いは、この独自性があるかないかなんじゃないかな。

 

いきなりオリジナリティって生まれなくて、活動する中で揉まれに揉まれて確立する側面もあるから「失敗は成功のもと」「とりあえず動く」をモットーに、私も動き続けていきたいと思っています。

 


【表現の場を広げていこう】得意な分野でご縁をつなぐ


占いを個人ビジネスに落とし込む場合、活動エリアにも工夫が必要です。

 

まずは、占いたい年代や相談内容を紙に書き出しながら、ターゲット層を絞ってみてください。

 

大切なのは「あなた自身が、どんな人にどんな活動を通して出会いたいのか」、具体的な人物像をイメージすること。

 

私が起業前に設定したお客様の人物像を一部ご紹介します。

 

性別:女性6割、男性4割

年代:女性20代~50代、男性20~40代

既婚歴:独身3割(離婚歴あり含む)、既婚7割

職業:会社員、パート、専業主婦

年収:200万~500万

占料:素敵なランチとデザート2回我慢する位

 

大体こんな感じです。

オンラインじゃなく長年行ってきた対面鑑定の平均を出して設定したので、今現在の統計とはけっこう違う個所もあります。


実際には女性が9割を超えてるし、職業も芸能人やスポーツ選手の方達は想定外。

既婚歴も意外と10代の方もいらっしゃるので、独身者が増えて既婚者と半々くらい。

 

こうして改めて見直してみると、変わらないのは占料くらいだった。笑

 

 

どうしてターゲット層を絞るかというと、自分自身が好ましいお客様像や、占いたい悩みのジャンルが浮き彫りになってくるから。

 

例えば【女性、40代、バツ1子ども1人、会社員】のお客様の場合、考えられるお悩みとしてはどんなものがあるでしょうか。

 

キャリアや転職の悩み

職場の人間関係

子育ての悩み

片思いや恋人がほしい

彼氏との再婚や子どもとの相性

既婚者との複雑愛

昔の恋人との復縁

 

ざっと書き出してみましたが、この中であなた自身が占ってみたいお悩みに優先順位をつけてみてください。

子育ての経験がないからピンとこなかったり、不倫アレルギーがある人もいると思います。

 

上級者だからいってオールマイティに占う必要はないから、中級者のときによく占っていたお悩みに着目してみる。

 

あとは「そのお悩みを抱える人が利用しているツール」を調べてみましょう。

 

InstagramやX、Facebookなど、その人物がよく利用するであろうSNSを活動の場にすれば、自分自身が望んだお客様とのご縁がつながりやすくなります。

      

いくらリーディング力を磨いても、自分自身のスキルとマッチしないお客様を占い続けるのはトラブルのもとだし、自信を失って活動自体を辞めてしまう方もいらっしゃいます。

 

表現方法も多様化している昨今、SNSの特色を上手に利用しながら、ターゲット層に沿ったツールを活用していくことが大切です。

 



私はYouTubeを、広告と鑑定の参考動画の提供に利用しました。

 

そして、様々な出会いの中で個人鑑定を軸に活動していくビジョンが明確になり、今では細部まで作り込めるHPやブログは優先度の高いツールとなっています。

 

息の長い占い師になるために活動の場を模索し、のびのびと表現できる場を確保することが必要だと、私自身、身をもって痛感しています。

 

電話鑑定やライブ配信、YouTube、対面鑑定、本の出版、占いサイト等々、ターゲット層をしっかり掴み、自分のスタイルに合った方法で表現し続けている姿が、私の思う上級者の理想像です。

 

 

最後までお読みいいただき、ありがとうございました。

なんでしょう、高い精神性、適正能力、表現方法、どれも本当に必要なこと過ぎて、自分で書いてて刺さる刺さる。笑

言うのは簡単だけど、実行に移すのも継続するのも大変なことですよね。

私も頑張ってるつもりだったけど、まだまだ足りていない現実を突きつけられた気がして今夜はうなされそう( ;∀;)

イヤーリーディングを控えているこのタイミングでこの記事を書くことになったのも必然と捉えて、何度も読み返して戒めておこうと思います。

ではでは。

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