こんばんは!
息子の身長が1年で10㎝以上伸びてそろそろ抜かされそうになっている、タロット占い師の一宮ゆりです。笑
成長痛で微熱が出たりしてちょっと可哀そうでもあるけれど。
150㎝の私としては、身長だけはセラの遺伝子に頑張って欲しいところです( ;∀;)
それでは本題です。
今回は「ジョハリの窓」のお話しをしたいと思います。
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私の場合はタロット占いのベースにも取り入れている考え方なので、占い師目線でも解説してみようと思います。
それではいきましょう(*^^*)
【ジョハリの窓】は自己理解を深める。
ジョハリの窓は、アメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムが考案した、自己開発の考え方のモデルです。
図のように
自分がわかっている、わかっていないを横軸。
他人がわかっている、わかっていないを縦軸。
という感じで、自分の姿を4つに分けて表します。
開放の窓
自分も他者も認識している自己の状態や性質を表します。
開放の窓の領域が大きくなると、周囲に自己開示ができている状態となります。
盲点の窓
自分は気付いていないものの他者には認識されている自己の状態や性質を表します。
自己分析が苦手だったり、自身を客観的に見ることができない人は、盲点の窓の領域が大きくなる傾向にあります。
秘密の窓
自分は知っているが他人には知られていない自己の状態や性質を表します。
秘密の窓の領域が大きい人は、意図的に自己開示を行っていなかったり、行っているつもりでも上手にできていなかったりする可能性が高いです。
※トラウマやコンプレックスなども含まれます
未知の窓
誰からもまだ知られていなくて、自身も他人も知らない自己の状態や性質を表します。
未知の窓は「新しい自分」を見つけるための大きなヒントになります。
私はこの部分を潜在意識と同じようなニュアンスで捉えています。
これらの要素は、他者とのコミュニケーションを円滑に行えるように模索するための自己分析に役立ちます。
開放の窓が大きくなればオープンな人になり、自分らしくいられる環境や人間関係が築けます。
逆に盲点の窓が大きいと周囲の認識と人物像がズレているので、人間関係の中で誤解や摩擦が起こりやすくなります。
人と上手に付き合うには「開放の窓」の領域を大きくして、自己理解を深めることが重要。
認識している自分と他者が理解している自分とのズレを無くすことで、人間関係に良い影響をもたらし、本来持っている才能を活かせたり可能性を広げやすくなります。
タロットは主に「未知の窓」を映し出す。
自己分析をしても、わかるのは「開放の窓」と「秘密の窓」だけ。
「秘密の窓」に関してはどれだけ秘密を周囲に打ち明けられるかなので、自分自身で少しずつ自己開示していくことが大切ですが、「盲目の窓」と「未知の窓」はなかなかひとりでは気づけません。
盲目の窓を知るには、いくつかの質問を用意して身近な方からアンケートをとる方法があります。
親しい友人や家族、パートナーなど近ければ近いほど良いです。
例えば
・私の長所は?
・私の短所は?
・第一印象はどうだった?
・私の性格を3つの言葉で表すと?
などなど。
これに加えて、なぜそう思ったのかも書いてもらうと面白いですよ。
まずは自分自身が答えを書いておいて、それからアンケートをとってみてください。
できれば数名に答えてもらって、比べてみるのもおすすめです(*‘ω‘ *)
もし他人の回答と自分の回答に大きなギャップがあったら、盲点がたくさんあるということになります。
その場合、自分は普通にしていると思っていても、身近な人から感謝されていたり、あるいは知らないうちに不快にさせていたりするかもしれません。
そして「未知の窓」ですが、これはさらに気づくのが困難になります。
ここでやっとタロットの出番。笑
例えば生年月日から導き出す命術は、ここでいう「盲点の窓」までは近づくことが出来ます。
しかし「未知の窓」に対してはひとりひとりのミクロの先の世界、「魂の色や状態」のようなものを見なければならないので、タロットが得意とする領域だと個人的に確信しています。
あくまで個人的にです。笑
潜在意識は美しい世界だけでなく、目を背けたくなるような人間の醜悪な世界も映し出します。
それは輪廻転生を繰り返す中で、その人の魂の経験から根付いた思想でもあるけど、本人にも受け入れがたかったりなかなか認めらない領域でもあります。
自分だけじゃなく、好きな人の未知の窓を見た時も同じ。
むしろそっちの方がしんどかったりする( ;∀;)
それでも一度その窓が開けば、もう無視はできなくなる。
しんどい場合もあるけど、未知の窓が小さくなることで、開放の窓は大きくなる。
自己理解、相互理解をしていくことで、気づけることはたくさんあるんです。
時には占う前と後で180度、ご自身やお相手への理解が覆る方もいらっしゃいます。
思い込みが解けたり悲観的になる必要が無いと気付けたり。
だからこそ依頼があれば、お客様の言動や問題の根底にある要素を、私はカードを引くことで見つけ出したいと願いながら日々鑑定をしています(*^^*)
占者にとって大切なこと。
最後にお伝えしたいのは、占者こそ自分の認識できない自己の要素を限りなく少なくしていく努力が必要だと、私は思っています。
一生かけても、きっとゼロには絶対ならないだろうけれども( ;∀;)
「盲目の窓」と「未知の窓」
できれば占い師としてデビューする前に「盲目の窓」は完全にオープンにしておきたいところ。
それはお客様の信頼を得るためでもあり、人間関係のトラブルを最小限に抑えて精神を安定させておくためでもあります。
盲目の窓を開けるには
アンケートをとることが一番確実ですが、占い師の場合はそれだけではなく、日々意識することが大切です。
たくさんの人との出会いの中で受ける様々な刺激によって、自分の感情がどう動くのかを観察し分析する。
相手の立場に立って、自分がどう映っていてどんな感情が湧いているのかに思いを馳せる。
そうすることで、盲目の窓が新たに出現してもいち早く解放することができます。
これもアンケート同様ひとりでは絶対に出来ません。
喜びでも怒りでも、どんな感情でも誰かがいなければ湧き起らない。
だからこそ、学ばせていただく。
「あぁ、わたしにもこんな感情があったんだな」って気づかせてくれれば、それが苦しみでも悲しみでも関係ないんです。
次に
未知の窓を開けるには
私の場合は単純にタロットを引くことって言いたいところですが、それではまだ足りません。
未知の窓っていくつもあって、さらに大きさや形、重量みたいなものまであると思ってて。
開けるのが簡単な窓から、大きくて鉛でできてるような窓や鎖でグルグル巻きになってる窓とか。笑
全部を片っ端から開けていければすごいけど、無理な気がする。
そこで私が考えたのは、どんな鍵でも開けられるプロの鍵開け師の人!
数年前テレビを観ていて「これだっ!」って。笑
あの方たちは、何千何万の鍵を開けてきた熟練の腕あればこそ、誰も開けられなかった金庫を開けられるんですよね。
私もたくさんの潜在意識の窓を開けまくって、いつかそびえ立つ頑丈な窓を開けてみたい。
それには一つでも多くの扉を解錠させていただくことが必要不可欠となります。
日々の鑑定でおひとりおひとりに時間をかける一番の理由は、ここにあるかもしれません。
どちらの窓を開けるにしても、ポイントになるのは
学ぶ姿勢
これに尽きます。
他者から与えられる刺激は、自分自身の新たな側面に光が当たります。
それによって新たにできた陰でさえ、開放の窓を広げることに役立ちます。
だからこそ、いつでも謙虚に、学ばせていただく。
自分自身を過信せず
未知の自分を常に探して
成長し続ける
こうなるとやっぱりタロットって、自己開発の為にあるようなツールだなと思ってしまう。
タロットカードを引けば必然的に人間心理と向き合うことになりますから。
関わってくださった全ての人に感謝の気持ちを忘れず、より高度なリーディングが出来るように、私も自己成長頑張ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「未知の窓」は決して統計学や学問では導き出せないスピリチュアルな領域。
タロット占いの面白さは、その領域に潜ることでお客様のまだ見ぬ未知の窓を開け、ご本人の意識改革が起こる瞬間に立ち会えるところ。
それによって私自身にも新たな発見や喜びがあるから27年間ずっとタロットの虜なのかもしれない。笑
タロットカードってドラえもんが出してくれるお助けアイテムみたいなものだからね。
ぜひぜひ活用して開放の窓の領域を広げてほしいなと思います(*^^*)
ではでは。