こんばんは!
タロットカードのご予約が予想以上に集まり、残すところ10個になってご満悦な、タロット占い師の一宮ゆりです。喜
受付開始ししてからまだ1週間も経たないから、早割期間中に終わってしまいそう( ;∀;)
100個でも良かったかな…なんて考えちゃうけど欲を出すといけないからね。
世界中に溢れかえる数々のデッキの中から、私が作ったタロットが良いって思ってくれた方、本当にありがとうございます(*_ _)
素敵にラッピングしてお届けできるよう頑張るのでお楽しみに♪
よし!それでは本題です。
今回は小アルカナのワンド第10番。
早速いきましょう!
ワンド10の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
ワンドを抱える男性
理想や熱意を抱え込む
街
目指す場所(目的)
《基本的なカード解説》
10本のワンドを抱えて歩く男性が描かれています。男の足取りは重く今にも倒れ込みそうですが、なんとか踏ん張っています。ワンドは情熱や目的を表すので、自分の許容範囲を超えて重荷を背負い、その重圧に苦しむ様子が見て取れます。
キーワード
《正》負担・引き受けすぎる・重荷・努力・義務感
《逆》責任放棄・無理難題・外的圧力・無気力
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、重責の中でやり遂げようと努力することを示唆。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、重責に耐えられず放棄することを示唆。
ワンドの10はタスクが多すぎる。
ワンドは情熱や目的を表す中で、その最大数の10番はたくさんの達成すべき目標を表します。
火属性の一番の特徴は、その高いエネルギーです。
2、3時間の睡眠しかとっていなくても、いつも通り動けちゃう人も多いです。
「気合い」って言葉がよく似合う(*^^*)
仕事に行くとき「よっしゃ、行くかっ!」って感じなら、正に火を使っているということ。
正位置の場合、その1本1本を自ら手に取って抱え込んでいるので、責任や義務感を感じて踏ん張っている状態です。
とりあえずやってみよう!って気質の火属性らしい。
ただ、自分のキャパシティーを越えてるから身動きが上手くとれなくなってる。
責任感を持ち続けるのは立派だけど、どこかでしっかり整理して時には人に頼ることも覚えないと身が持ちません。
もしご自身を占って正位置で出てきたら、見直しが必要だなって思ってください。
他者を占って正位置で出てきたら、その荷物半分持とうか?って思いやりの心を持って接してあげて欲しいです。
そして逆位置の場合は2通りあります。
ひとつ目は、タスクを請け負い過ぎてキャパオーバーになり失敗や妨害が起こりやすい(又は起こっている)状態。
ふたつ目は、タスクを押し付けられていると感じて、やるべき事を丸投げする状態。
正逆どちらにも言えることだけど、この男性前を向いてないんです。
10本もの長い棒に視界を妨げられているので、目的地にちゃんと辿り着けるのかわからないのよね。
なのでこのカードが出たら、まずは状況を整理して自分のできる事とできない事を切り離した方が良い。
できない事が出てきたらちゃんとSOSを出しましょう。
正位置なら出せるはず。
だがしかし!
逆位置になると、プライドや意地が邪魔して素直にSOSを出せなかったりする。
又は押し付けられていると感じて他人事になり、適当に動いた結果大きなトラブルを招く。
キャパシティーは個人差があるし出来なくても恥ずかしい事じゃないから、状況が悪化する前にちゃんと「助けて」って手を上げる事が必要です(*‘ω‘ *)
ワンド10に対する私なりのあるある。
ワンドの10に対する私なりのあるあるは、正逆どちらに対しても
とりあえず棒を置きなさい!
です。笑
火属性の最大数ですから、火のエネルギーである情熱は「達成感」や「活気」を表すのと同時に「怒り」や「激情」などの「攻撃性」も煽るんです。
そうすると感情に支配されて、冷静さを失い思考停止してしまう。
そんな時こそ一度立ち止まって、抱えているものを整理する。
イメージとしては10本の棒を地面に置いて、順番に並べ、優先順位を決めて、1本1本運んでいく感じかな。
その時にひとりでは無理だな、難しいなって思った棒は、丸々か半分に折れるなら折って誰かにお願いする。
そうやって「感情」を優先せず「思考」を優先する。
それは「心情」を優先するのではなく「目的」を優先するということでもあります。
どうすればその物事が正しく達成できるのか。
前の見えないまま歩き続けるのではなく、一度立ち止まって状況がどうなっているのか、自分の立ち位置はどこか、余計なものまで抱えていないか、しっかり整理してほしいなって思います。
逆位置になる前にその作業が出来れば、スプレッドの顔ぶれも変わってくるんですけどね。
逆位置になってしまった場合は、これ以上状況が悪化しないように棒を手放すことが必要になります。
ただ、その場合は周囲からの批判や、巡り巡って大きなツケを払わされると覚悟しておきましょう。
そうならない為にも、自分自身のキャパシティーを正確に把握しておくことが肝要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
火は男性性のエネルギーだから、プライドやライバル意識も無意識のうちに高くなります。
その情熱を正しい方に使えば、仲間から慕われる気高い人になる。
でも悪い方にその力が働けば、物事の分別がつかない浅ましい人になる。
極端な性質のワンドらしいその人間臭さが、私は好きだったりもするんですけどね(*ノωノ)
ではでは。