こんばんは!
ベランダのグリーンを増やしたら成長期の薔薇たちの居場所に悩み始めた、タロット占い師の一宮ゆりです。笑
春は色とりどりのお花に目がいっていたけど、年間通して楽しめるグリーンの魅力に芽生えてしまいました。
部屋に飾る観葉植物も苗から育て始めたりして。
ガーデニングを始めて半年が経ち、土や肥料、農薬などだんだん知識が増えていくのが楽しい(*^^*)
いずれは家の庭をイングリッシュガーデンにしたいから、とにかく日々勉強しながら上手にお花を咲かせられるようになりたいです。
ではでは本題!
今回の考察はソードの第9番です。
見るからにしんどそうなカードだけど、ある意味極端に暗く描かれているから初心者の方も覚えやすいカードでもありますよね(*‘ω‘ *)
早速見ていきましょう。
ソード9の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
顔を覆う女性
不安や恐れを抱いて眠れない様子
白い服
純粋さ
寝台の彫刻
戦争の絵
布団の模様
星座と惑星の記号
黒い背景
絶望や深刻さを強調
《基本的なカード解説》
ベッドに座る女性が顔を覆いたくなるような悲しみに襲われています。真っ暗な闇の中に浮かぶ9本の剣は、女性が精神的に追い詰められている状態を表しています。
キーワード
《正》絶望・悲観的・苦悩・不安・緊張・自責の念・意気消沈
《逆》正位置の意味が長引きより深刻になる
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、精神的に窮地に立たされることを警告、又は今なら改善の余地がある暗示。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、事態を改善できずに苦しみが長引いてしまう事を暗示。
ソードの9は精神的苦痛を体現する。
ソードの9は心のSOSです。
苦しくて、悲しくて、どうにかなってしまいそう。
そんな悲痛な叫びが、カードを通して現れるんです。
ポイントは精神的な苦痛だということ。
いわゆるストレスですね(*‘ω‘ *)
不眠症や摂食障害、鬱なども含まれます。
タロットは潜在意識を映し出す鏡のようなもの。
いつも通り元気に過ごしているように見えても、このカードが出たら要注意です。
正位置の場合はストレスの兆候(サイン)が出ていると思ってください。
お相手の気持ちを占って出てきても、一概にあなたに対してだけのストレスとは限りません。
仕事や人間関係、家族の問題など厳しい状況に置かれている場合も多々あります。
そして逆位置の場合は、想像以上に精神的なダメージがあると思って欲しい。
自分を占って出てくれば、ある程度自覚症状はあるはず。
もし誰かを占って出てきたら、力になれるように向き合い方を変えてみるのも良し。
現代社会はストレス社会でもあります。
本人も気づかないうちに精神的疲労が蓄積されて、いつの間にか陰落ちしてるってこともある。
どのカードにも言えることだけど、タロットがあえてこのカードを出してきている訳ですからね。
ちゃんと自分のストレスと向き合うタイミングですよって教えてくれているんです。
ソードの9に対する私なりのあるある。
ソードの9に対する私なりのあるあるは
正位置だろうが逆位置だろうが
どっちにしろ苦しい
です( ;∀;)
特に私の解釈は逆位置に特徴があります。
一般的には逆位置で「意識が外に向いて楽になる」という解釈ですが、そもそも根本的な悩みが解決しているわけでは無いんですよね。
そして私の経験上
楽になる
ではなく
悲しみに慣れる
の方がしっくりきます。
ストレスが長く続くとだんだん心が蝕まれていき、笑えなくなったり心が凍ってしまって何に対しても無感動になっていく。
私にとっての逆位置は、そんな心の闇に落ちてさまよい続けている孤独感なんです。
ただでさえ悲観的なカードなのに、逆位置=陰として読んでいる私の解釈はかなりしんどい表現になることが多々あります。
特に鬱やPTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しんでいる方を見ると、かなりの確率でこのカードが逆位置で現れます。
鑑定中にお客様自身に出てきた時は、占いよりも早急に精神科を受診された方が良いとお話しさせていただくこともあります。
実際は既に通ってる方もいらっしゃいますし、本人にも不眠や自傷行為など自覚があったりします。
ただ正位置で出てきた場合は、その前段階のことがほとんどなので症状は軽いです。
私はむしろ正位置の方がまだ正常な精神状態なので、問題と向き合おうとしているように感じられるんです。
だからこそ、お客様がソード9正位置の状態ならまだタロットもお役に立てると思っています。
占うことで問題の根っこを探って解決の道を示せれば、心が軽くなったり違う視点から見れるようになるかもしれない。
しかし逆位置の状態の時は心が疲弊しきってしまった状態だから、自分の力で善し悪しを判断する力さえ失ってしまいます。
そんなお客様に出会った時は、一度手に取ったカード達をテーブルに戻して、まずは事の顛末をゆっくりとお聞きすることから始めています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
私自身若い頃に躁うつ病と適応障害になった経験もあり、心がどんどん無感動になっていく苦しさは痛いほどわかります。
何のために食べるんだろう。
どうやって笑ってたっけ?
生きていてごめんなさい。
自分は死んだ方が良い、その方が誰にも迷惑かけなくて済むって本気で思ってたあの頃。
私の場合そこから自力で抜け出すことは不可能でした。
そして抜け出した後は苦しんだ分、たくさんの優しさに気づけるようになりました。
もし同じように苦しんで闇の中にいる人がいたら、生きることを諦めないでほしい。
家族や恋人、病院や行政、いのちの電話などの相談窓口、もちろん占い師も、使えるものは何でも使ってそこから抜け出してほしいと切に願っています。
ではでは。