こんにちは!
先日息子の小学校でミシンボランティアをさせていただき、ミシン熱が戻りつつあるタロット占い師の一宮ゆりです。笑
子供達にミシンの使い方を教えたり実際にエプロンを作るのですが、1テーブル6人を担当してあっという間に時間が過ぎていきました♪
電動ミシンじゃなくて踏むタイプだから、みんな慎重にフットコントローラーを踏みながらゆっくりゆっくり針を刺していく感じが可愛かったな。
年末からは書道のボランティアにも参加予定なので、子供達の様子が間近で見られる良い機会を与えて下さった先生方にも感謝です(*^^*)
さてさてそれでは本題です。
今回は小アルカナのワンド第9番。
早速いきましょう!
ワンド9の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
包帯を巻いた男性
ワンドを抱えていつでも戦える準備ができている
8本のワンドの柵
男性がこれまで得た武器で身を守る
背後に広がる山
試練
超えなければいけない壁
《基本的なカード解説》
負傷した男性が8本のワンドを壁にして身を護る様子が描かれています。このワンドはこれまで男性が集めてきた武器(知識や経験)でもあります。追い込まれた困難な状況にあっても手にはワンドを持ち、いつ敵に襲われても徹底抗戦する強い意志が見て取れます。
キーワード
《正》防御・抵抗・根気・警戒心・持久戦・不屈
《逆》猜疑心・意固地・障害・追い込まれる・慎重
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、逆境にあっても諦めない意志があることを示唆。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、八方塞がりになり大きなダメージを負うことを示唆。
ワンドの9は守りを固めてじっと動かない。
最初にお伝えするべきは、ワンドの9は正逆どちらにしても動かないカードということ。
そして、その動かない理由がカードの向きによって変わってきます。
正位置の場合
いつでも動ける状態だけど動かない
逆位置の場合
動く意欲が無くなり動かない
どちらにしても動かない、変化が無いカードではあるけれど、正逆のニュアンスには大きな違いがあります。
男性の背後に立てた8本のワンドは、これまで得てきた知識や経験、権力や地位など占う対象が「武器になる要素」として認識しているもの達を表します。
それらを壁のようにして自分の身を守っているという訳です。
そしてこのカードが出てきた時は、当人は苦しい状況に置かれていると思ってください。
そうまでして身を守らなければいけないと思い詰めて、ATフィールド全開!(シンジ君)な状態ということですから。
そして仕事や本人の目標などを占って出てきたならまだ良いのですが、お相手の気持ちを占って出てきたら注意が必要です。
察しの良い方はもうお分かりかと思いますが
あなたに対して(も)臨戦態勢をとっている
ということになってしまうんです。悲しいけど。
(も)としたのは、あなたとの関係が原因じゃない場合もあるから。
例えば仕事で追い込まれた状態の時は、あなたからのアクションも警戒するべき要因の一つになってしまうって感じかな。
仕事以外でも、家族や友人などの人間関係、金銭問題や体調不良などもあるかもしれません。
理由はどうあれ、正位置なら「攻撃に対する反撃の方法を既に持っているがこちらからは動かないからどうか放っておいて」となる。
そして逆位置なら「守りを固めていたらもうどうにもならなくなって戦う意欲も無くなったので放っておいて」となります。
なので放っておきましょう(`・ω・´)おいおい笑
今のは冗談ですが、お相手の警戒心を解く方法はスプレッドを読み進めながら探っていくより他ありません。
私もこのカードが出てきたら「どうしたどうした??」と根本的な原因を探りながら、柵を取っ払ってくれる方法を地道に探っていくようにしています。
ワンド9に対する私なりのあるある。
ワンドの9に対する私なりのあるあるは
うわぁ、わからず屋だなぁ
です。
「柔軟性が無い」「視野が狭い」とかが当てはまるかな。
正逆どちらにしても、かなりの受け身で自分から行動は起こせない状態です。
先ほどもお話しした通り、カードの向きによってニュアンスは全く違うけど、私から見るとどっちもどっち。笑
結局は自分の身を護る「保身」である事に変わりは無いからね。
描かれている男性を見ると、どうしても頼もしいヒーローには見えない。
まだ動ける足があるのに、戦線離脱している。
もしこれが保身でないなら、守るべき人が一緒に描かれていなければおかしいし。
経験上このカードが頻繁に出る人って、過去の栄光にすがりがち。
立てられたワンド(過去の栄光)をかざして、本人はその中に隠れて現状維持に努めている。
数字も「9」で大きいから、ある程度はやり切ったと思っているんだろうけど、自分から動かずにぶつぶつ文句を言ったり偉ぶったりしていても何も変わらない。
このカードは昔から、なんだか見る度にイラっとしちゃいます(*‘ω‘ *)
動けなかった昔の自分を思い出すからかなぁ。
どんな状況にあっても「とにかく動け」とセラに言われ続けて、色々な経験を積むことができたのよね
って感じで、カードの中の男性を自分に重ねてしまう。
警戒心が強まっている時って、何を言われても受け付けないし、どんなアクションに対しても裏を読もうとしてしまう。
私にとってはそんな心境がピッタリなカードです。
行動しなければそのままだけど、案外動いてみると簡単に打開策が見つかったりするものですよね(*^^*)
この男性も早くそこに気づければいいのになぁ、なんて考えたりする。笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これまでの考察でワンドの要素が私にはほとんど無いとお話ししてきましたが、唯一このカードだけは共感できるんです(*ノωノ)
陽の要素である不屈の精神・用意周到・持久戦。
陰の要素である意固地・猜疑心・慎重すぎる。
こう並べてみるとペンタクルっぽいでしょ?笑
ではでは。