こんばんは!
遅いですが夏に向けて本格的にダイエットを始めた、タロット占い師の一宮ゆりです。笑
今年の目標はマイナス10キロだったんだけど、上半期で3キロしか落ちず( ;∀;)
来月は海に行く予定なので少しでも引き締めなければ(`・ω・´)‼
海無し県民にとって、海は夏の一大イベントだからねっ。笑
さてさて、小アルカナ考察いきましょう。
今回は「カップ第6番」です。
それではスタート♪
【カップ6】の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
2人の子供
幼き日(過去)の姿
白百合
無垢な感情
純粋な精神
古びた家
故郷
昔の記憶
全体的に黄色い配色
幸せな思い出
《基本的なカード解説》
年上の男の子が百合の入ったカップを女の子に手渡していて、仲睦まじい姿が描かれています。過去を懐かしむ気持ちや楽しかった記憶が呼び起こされることを暗示しています。
そしてノーブルスタイルでは実際に娘や息子を表す場合もあり、正逆でその向き合い方を表しています。
キーワード
《正》心温まる交流・懐かしさ・親切心・恩恵・子供が大切(好き)
《逆》過去への執着・後退・幼さや甘え・苦い経験が邪魔をする・子供が邪魔(苦手)
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、美しい思い出を懐かしむことを示唆。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、過去の思い出に縛られることを示唆。
カップの6は過去に思いを馳せる。
カップの6は小アルカナの中で唯一、子供がメインで描かれているカードです。
兄妹が仲睦まじく遊んでいるワンシーンを切り取ったような、とてもハートフルな絵柄になっています。
解釈についてもそのイメージのまま、過去の楽しかった思い出を表します。
言葉で表すなら「あの頃は良かったなぁ」「あの頃に戻れたらどんなに良いだろうなぁ」みたいな感じかな。笑
描かれている家の壁や地面、女の子のお洋服まで黄色で表現されているのは、それだけ幸福感のある思い出ということを表します。
多少美化されているとしても、お相手の気持ちを占ったときに正位置で出てくればけっこううれしい結果になりやすいです。
ただ、読み方が2通りあって。
極端な例で言うと「美しい思い出をもう一度」って読む場合と「もう美しい思い出にしておきたい」と読む場合があります。
特に復縁がテーマのリーディングの時は、周囲のカードも併せてしっかり読み込まないといけません。
前者のような結果を出しても、お相手は既に美しい思い出化してこれ以上は関わらないということもあるんです。
逆位置の場合は、その過去の思い出に縛られている状態。
どう縛られているのかは本人の認識次第になります。
苦く悲しい思い出になっているなら「その時の感情を未だ引きずっている」と読む。
楽しく幸せな思い出なら「その時の感情が未だ忘れられずずっと囚われている」と読む。
このように逆位置の時も2通りの読み方があり、正位置同様周囲のカードをよく読んでどちらの線が濃厚なのかを判断する必要があります。
カップ6に対する私なりのあるある。
カップの6に対する私なりのあるあるは、基本とは全く外れた場所にあるかもしれません。
それは「子供自体」を表すというもので、これは実践メインで25年やってきたからこそ導き出せた解釈だと自負しています。
ただ、かなり残酷な現実を突きつけるものでもあるので、考察で詳しくお話しするかどうかとても迷いました。
それでも私としてはやはり外せない部分なので、もし気分を害される方がいらっしゃったらどうか途中でもページを閉じてください(*_ _)
それでは本題に移ります。
結論から言うとカップの6は「子供自体」を表し、その存在をどう感じているかがメインの解釈となる場合があります。
正位置の場合
・子供のことが好き
・子供のことを大切に想っている
・子供がいてくれて良かった
・子供が欲しいetc...
逆位置の場合
・子供のことが苦手
・子供のことを疎ましく思っている
・子供さえいなければ
・子供は欲しくないetc...
タロットカードの中でも子供にフォーカスしているカードはこのカードだけだからか、シンプルに子供のことを指している時があるんです。
そして特に、複雑な恋愛事情をお持ちの方に逆位置で現れることが多々あります。
例えば
シングルマザーで再婚願望が強い方に好きな人ができて、子供さえいなければ結婚できるのにと感じている場合。
既婚女性が不倫相手と会いたいのに、子供の世話があって自由に会えず子供のことを疎ましく感じている場合。
夫婦仲が上手くいっていなくて離婚をしたいけど、子供を養っていく自信が無く産まなければよかったと思っている場合。
などなど、子供の存在がネックだと感じている時に現れます。
本音に現れるならまだいいのですが、顕在意識に現れた場合は行動に移していることもあります。
子供を置き去りにして想い人に会いに行く。
子供に対して愛情が無くなりネグレクト化。
子供を疎ましく感じ日常的に虐待をする。
これらは実際の鑑定でもお悩みとして扱ったこともありますし、本人はおっしゃらなくても私自身がそう感じて言い当てた経験もあります。
多いわけでもないけど、滅多に無い事でもない。
つまり一定数のお客様が、子供に対してある程度の後ろめたさを持っているということ。
タロット占いの世界はきれい事だけで片付けられない、人間の陰の部分も映し出します。
そこに占い師サイドがどう向き合えばよいのかも、終わることの無い課題だなって日々感じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
最近の鑑定でシングルマザーの方の再婚を見させていただいたのですが、お相手の男性の本音を見た時にカップの6正位置が何度も出てきたことがありました。
周囲のカードは温かく愛情に満ちたカード達で、その男性はお客様自身のこともそうですが一番はその子供たちに対して愛情を向けていたんです。
そして小さな子供達を抱えて頑張っているお客様の心に、その方は深く寄り添おうとしていました。
美しいスプレッドに思わず感極まって泣いてしまった私( ;∀;)
迷わず再婚を勧めさせていただきました。
基本的には過去の思い出として読むことがほとんどです。
子供自体を表す場合でもお客様とのトラブルになる危険性もあるので、鑑定経験の浅いうちは無難に過去の思い出として読むことをお勧めします。
ではでは(*_ _)