こんばんは!
息子の誕生日が近づいてきて、プレゼントをいろいろ悩んでいるタロット占い師の一宮ゆりです。笑
第一候補はレゴらしい( ;∀;)
よく飽きもせず毎年欲しがるなぁ。
さてさて、今回は[ペンタクル第5番]です。
見るからにひもじい感じのカードですが、本来はどんな意味が隠されているのでしょうか。
じっくり見ていきましょう♪
【ペンタクル5】の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
2人の人物
ケガをした男性
前かがみの女性
2人は夫婦という説もあります
困窮している様子
ステンドグラスの建物
教会
《基本的なカード解説》
描かれている人物はボロボロの衣服をまとい、援助を求めて教会に向かっています。しかし扉ではなく窓しか描かれていない教会は、2人を受け入れてくれるのか不安を感じる構図です。
キーワード
《正》貧困・経済的ハンデ・援助を求める・落胆
《逆》極限の貧困・絶望・援助を得られない・破滅
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、困難の中にも救いがもたらされる可能性を示唆。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、援助が得られず困窮した状態がさらに悪化することを示唆。
ペンタクルの5は困難な状態を訴えかける。
絵柄からも見て取れますが、ペンタクルの5は貧困のカードです。
私は学生時代から「貧乏カード」と呼んでいます。
当時は人生ゲームに出てくるキングボンビーみたいな感覚で見てたな(*‘ω‘ *)
実際に学生の頃はお金が無くて欲しいものが買えないとか、バイトを辞めてキツイとか、そんな場面でもよく出てきました(*ノωノ)
大人になってからは多少情緒的なものの見方が出来るようになったので(笑)、物質的な貧しさだけではない解釈も内包されていることに気づきました。
それは幸福度の低さ。
心の貧しさです。
そしてその貧しさは自力では補えない可能性があります。
教会の窓にペンタクルが施されていることから、援助の手を差し伸べてくれる人が必要なことを表しているんです。
正位置でその援助が受けられる可能性を。
逆位置でその援助が受けられない可能性が白黒ハッキリ出てきます。
お相手の気持ちで正位置が出てきたら「助けてくれることを期待している」と読むことが多いです。
逆位置の時は「助けてくれない事への不満や絶望」ってところかな。
ちょっと恨み節って感じもするんですよね。
どうせ助けてくれないんでしょって卑屈になってる感じ。
あくまで私の感じるイメージだけど、心の貧しさがそうさせてしまうのは仕方のないことかもしれません。
ペンタクル5に対する私なりのあるある。
ペンタクルの5に対する私なりのあるあるは
SOSのカードです。
物質的困難や経済的なハンデという見方ももちろんありますが、満たされない状態から生まれる不安定な精神状態の方がタロットは示すことが多いです。
なぜなら、経済的にお困りではない方にもこのカードは出てくるから。
幸福度の低い生活をしていると、だれか助けてと手を伸ばしたくなる。
私にも昔そんな時期がいくつかありました(*^^*)
何度引いても顔を出すペンタクル5の正位置。
助けてって言えたらどんなに楽だろう。
どうにもならない現状から救い出してくれる人なんているわけないのに。
なんて、精神的にも極限状態になった時、そこから引っ張り上げてくれた人達がいました。
私の伸ばした手を力強く握ってくれた。
正位置で出たときはちゃんと助けてってSOSを出すことが大切で、必ずそこに救いがある事を暗示しています。
私もその時のことを思うと、ありがとうの言葉しか出ないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。
苦しいのは逆位置のとき。
SOSを出す事さえできない飢餓状態と思ってください。
この状態はホントによろしくありません。
なぜ救いが無いのか、どうしてそこまで困難な状態になってしまったのか、現実的に考えなければなりません。
外的要因でそうなっているのか。
それとも本人に原因があるのか。
リーディングの中で見極めていかなければ、また同じことの繰り返しになってしまう。
どちらにしても救いは無く、援助を求めることさえ諦めている状態。
たまにこのカードがお客様本人に出てしまうケースがあります。
そんな時はスピリチュアルよりも現実的な視点から立ち直りが図れないか、しつこいくらい探してしまう。
私にとってペンタクル5の逆位置は、なんとかしなければという気持ちが強まるのと同時に、自分の無力さを感じるカードでもあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
占い師は直接的な援助はできないけど、一緒に未来を模索したり、過去の答え合わせをしたりしながら寄り添うことはできます。
もし苦しい状況の中で周囲にSOSが出せないときは、私で良ければお力になりたいと思っています。
我慢はよくないからね、ちゃんと助けてって声を上げてくださいね(*^^*)
ではでは。