こんばんは!
連日の猛暑でベランダのお花たちがぐったりしていて心が痛い、タロット占い師の一宮ゆりです。悲
そんな中でもグリーン系と薔薇は元気♪
木立系もつる系もグングン伸びて、今は2番花が咲き始めました(*^^*)
今後は集中的に薔薇を育てようかな。
蜂が大の苦手なセラは苦い顔してますが。笑
さてさて、小アルカナ考察いきましょう。
今回は「カップ第5番」です。
それではスタート♪
【カップ5】の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
うつむいている人物
肩を落として嘆いている
倒れた3個のカップ
損失を表す
背後のカップ
まだ残された可能性を表す
黒いマント
内面に閉じこもる
《基本的なカード解説》
黒いローブに身を包んだ人物が目の前に横たわるカップに目線を落とし、悲しみに暮れています。背後に描かれたカップには気づかず、ただ目の前に転がるカップしか見えていません。
キーワード
《正》一部の損失・落胆・挫折・希望が残される・可能性
《逆》全損・遅すぎた後悔・覆水盆に返らず・今さら
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、まだ可能性が残されていることを示唆。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、既に後戻りできないところまで来てしまったことを示唆。
カップの5は可能性の有無を示す。
カップの5は、損失の方にばかり目がいき残された可能性に気づいていないというのが大まかな解釈になります。
読み方として一番簡単な方法をお話しします。
それはカップ1個を可能性20%として解釈する方法です。
倒れているカップが3個 =60%
まだ残っているカップが2個=40%
倒れているカップを損失とするなら、失ったのは全体の60%となる。
それを低いとみるか高いとみるかは各々あるとは思いますが、描かれている人物の悲嘆に暮れる様子に対してまだ40%可能性があるなら、思ったほど状況は悪くないんじゃないかな。
正位置の場合は2個のカップが背後にあると見るので、可能性に気づいていないだけで状況は本人が思っているより悪くないですよ、と読みます。
逆位置の場合は残されたカップも逆さまになって全ての水が流れ落ちてしまうので、可能性は0と読んでいます。
ここが一般的な解釈と違う部分かな?
一般的には逆位置は残されたカップが上に来るから可能性がある、という解釈が多いのですが実践で今までやって来てどうしてもそう読めない場面が沢山ありました。
私の逆位置の解釈は、可能性に気づけないまま自体はさらに悪化して元には戻れないところまで来ているというかなり厳しい状況を指します。
どちらの解釈を採用するかは占者次第ですが、私はこの解釈が良くも悪くもピッタリくることばかりだったんですよね。
自分自身の恋愛を見ている時も正位置で希望がある、逆位置で既に手遅れという解釈が的を得ていたので、ここは検証のし甲斐がありますね(*‘ω‘ *)
カップ5に対する私なりのあるある。
私のカップ5に対するあるあるは、リーディングの流れを大きく変えるものです。
正位置なら
まだ間に合う‼
逆位置なら
もう手遅れ( ;∀;)
です。
多少誤差はあっても「一部損失か全損か」の法則は変わらないので、実際の鑑定で正位置が出てくると、背後の可能性とはどんなものなのかを探します。
カップの4の時もお伝えしましたが、まだ気づいていないヒントがあるんだよってカードが教えてくれているので、そうなれば占い師の出番です。
とにかく40パーセントの可能性を更に大きくして形勢逆転の糸口を見つけます。
振り向いて可能性に気づいてくれさえすれば状況は好転していくので、何かしらの策が必要になるけど試してみる価値はあります。
逆位置の場合はかなり厳しい状況で、相手の気持ちに出てきた時も愛情の水が全て流れ落ちていると読むので可能性は0だと突き付けられます。
そこには「どうしてこうなってしまったんだ」という後悔もあるけど、それ以上に落胆の念が強く「今さらどうこうしようとは思わない程関係が壊れている」という状況になります。
そんな時は自らを振り返ることも大切。
どうしてそこまで相手が失望してしまったのかをしっかり受け止めて、根本的に改善していくことが求められています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
カップは現実よりも精神世界を司るので「そう思っている」という感覚が強いです。
カードの向きに関わらずお相手の気持ちにこのカードが出たら、大なり小なりリスクを感じていると思った方が良いので、お相手に愛情を求めるよりもそのリスクを取り除く努力をしたいところですね。
ではでは(*^^*)