こんばんは!
ラジオを始めたら、たくさんの方から応援メッセージが届いて幸せをかみしめている、タロット占い師の一宮ゆりです。嬉
なかなかお返事できていませんが、ちゃんと読ませていただいてます。
届いた順番にお返事していますので、お時間をいただければ幸いです。
お仕事や育児でお忙しい方も多いのに、本当に本当にありがとうございます(*_ _)
よし!では本題。
小アルカナ「ソード第2番」
選択肢や均衡を表す「2」と風の組み合わせでどんな解釈になるのか、早速見ていきましょう!
【ソード2】の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
目隠しをした女性
内面に集中している
2本の剣
2つの思想
2つの選択肢
月
精神性
静かな海
穏やかな感情
グレーの服
白黒ハッキリしていない状態
《基本的なカード解説》
剣は思想を表すので、2本の剣を持っていることから2つの考え方や価値観などの中間にいるような状態。どちらも選ばず肯定も否定もしない。時が満ちるのを静かに待ちながら両者の均衡を保っている。選択肢があっても選ばない、または選べない状態。
キーワード
《正》選択・均衡を保つ・抑圧・目を閉ざす・平和的解決
《逆》行き止まり・どっちつかず・均衡を破る・偏見
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、選択をしないことで均衡を保つことを示唆。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、均衡が保てずバランスを崩すことを示唆。
ソードの2はグレーゾーンのカード。
選択肢を前にして決断を先延ばしにしている。
それが私のソードの2に対する解釈です。
均衡を保つということは、肯定も否定もせずに中立の立場を保つということ。
例えば正義のカードは女神アストレアが裁きを下すために中立の立場に座しています。
しかしこのカードに描かれているのは人間の女性。
どちらも選べず、ただじっと座って耐えています。
なんとなく自分の気持ちをごまかしているような、問題を見て見ぬふりしているような印象を受けます。
ただ、実際に鑑定していると、やむ負えずその状態になっているという方が正しいかな。
0か100かで判断できないことが多い、人間社会にありがちなグレーゾーン。
あえて選択しないことで自分の立場を守ろうとする。
それって良い時も悪い時もあるよね。
そろそろどちらかに決めないといけないのはわかっていても、もう少し、あと少しと、とり繕って自分の気持ちをごまかしている。
ソードの2が出たときは、だいたい「こっちを選びたい」という意志はちゃんとあったりします。
しかし、そちらを選ぶと角が立ったり問題を起こしかねないので選べない。
まだ心の準備が整っていない状態を表します。
ソードの2に対する私なりのあるある。
ソードの2が出たとき、真っ先に思うのは「いつまでもつかな?」です。
このカードは自己主張を控え中立の立場を保つというもの。
一見賢い行動に見えますが、問題を先延ばしにするだけなのでやがてほころびが出てきます。
正位置の場合はまだ保てているので良いのですが、逆位置になるとその均衡は破れ結果的に不誠実な結果に終わってしまう。
そのマイナスの要素と隣り合わせなわけですから、もう少し自分の気持ちをオープンにしても良いのではないかなって私は思う。
問題と向き合わずに目隠しをしても、どちらか選ばなければいけない時が来る。
どちらかを犠牲にしたり傷つけてしまうとしても、そのままではいつかどちらも失うことになる。
そんな緊張感や焦りみたいなものを感じてしまうんです。
だからこそ、目隠しを外して剣を置き、自分のことを語ってほしいなってカードの中の女性に言ってあげたい。
そのままではなんの解決にもならないことを、このカードは教えてくれているんです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ソードの2は嘘つきの代表カードの1枚でもあります。
もし誰かを占ったときにソードの2が逆で出てきたら、その人の言動を注視してほしい。
上手くやり過ごそうとその場しのぎの嘘をついているかもしれません(*^^*)要注意。
ではでは。