こんばんは!
クリスマスのケーキを買うか作るか思案中の、タロット占い師の一宮ゆりです。悩
我が家は息子が生まれた時から、ケーキは買うものでは無く家族で作るものになっています。
ただ、楽天ROOMを始めてから美味しそうなクリスマスケーキの情報が溢れるほど流れてきて、たまにはお店のケーキも良いなと思い始めています。笑
そろそろ予約もしなくちゃだから、作る派の息子を説得しよう、うん。
はいっ!
ということで、今回で大アルカナ考察最後の回となります。
大アルカナ第21番目のカード【世界】
タロットをよく知らない方でも、こちのカードはとても良い意味になるというのはご存知の方が多いかもしれません。
だがしかし!
本当にこのカードは幸せの絶頂のようなハッピーなカードなのでしょうか?
その辺りもふまえて、私と一緒に紐解いていきましょう。
それではスタート♪
世界の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
構図
キリスト教の福音書の配置
4つの聖獣(四元素)
天使=聖マタイ=風
鷲 =聖ヨハネ=水
牛 =聖ルカ =土
獅子=聖マルコ=火
中心の女性
女性説=運命の女神フォルトゥーナ
男性説=イエス・キリスト
両性具有説もあります
赤い布
インフィニティ(無限)マーク
《基本的なカード解説》
大アルカナ最後のカード。
第10番「運命の輪」で勉強中だった聖獣たちの学びも終わり、物事の完成を表す。
正逆どちらにせよ最後のカード。良い結果で終わるのか、悪い結果で終わるのかは、カードの向きで判断します。次はまた「0.愚者」に戻るため、インフィニティマークもあることから輪廻転生を示します。
キーワード
《正》完成・達成・願望成就・統合・最良の結果
《逆》挫折・中途半端・未完成・マンネリ化
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、満足感のある終わりを表す。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、中途半端なままの終わりを表す。
世界は泣いても笑っても完結のカードです。
最初にお伝えしてしまうと、世界は終焉、エンドロールのカードです。
様々なドラマがあった後の、最後の最後。
映画で言えば、結末がどんな形で終わったとしても【完】とスクリーンに出ちゃったときね。
正位置の場合は
「最後がとても良かったね。」
「ラストのあの場面泣けたわ~。」
みたいな。笑
満足感のある終わり方。
たとえ登場人物が最後に死んでしまったとしても、感動的な最期なら見応えのある内容の濃い映画だったと感動しますよね。
あ、煉獄さん思い出しちゃう( ;∀;)
逆位置の場合は
「えーそこで終わるの?なんかスッキリしないね。」
「2時間観て最後があれってどうなの?」
といった感じかな。
ある程度の経験や思い出がある状態で、最後が不完全のまま終わってしまった、と私は解釈することが多いです。
私にとっての幸せのピークのカードは【太陽】なんですよね。
太陽は全てにおいて運気アップや幸福を象徴するけど、世界は地上での修行が終わって天に召されるイエス様のようで「おつかれさまでした!」って言いたくなるようなカード。
物事が始まれば必ず終わりがあるように、世界は映画館でエンドロールを観るような感慨深いカードです。
世界に対する私なりのあるある。
世界に対する私なりのあるあるは、先ほどお伝えした映画の件と似ています。
正位置で出たときは、パズルの最後のピースがパチッとはまった感じがするんです。
例えばお相手の気持ちで出てきた場合、結果に満足していて納得もしていると読みます。
確かなスッキリ感があったりする。
逆位置はその反対。
中途半端な結果に納得がいかず物足りなさを感じている状態です。
パズルで言えば、やっと最後の1ピースまで自分で作ったのに、その1ピースだけ他人にはめられる。
またはそのピースが紛失して見つからないって感じ。どっちもイヤ( ;∀;)
どちらにせよ大アルカナは輪廻転生の物語。
【21番.世界】の次は【0番.愚者】に戻るので、どれだけ中途半端でも一旦終了となります。
逆にいえば、また0からやり直せばいいって思ったりもします。
どんな結果にせよ「もう頑張らなくていいんだよ」って言ってくれてるみたい。
そしてここからが重要で、恋愛のお悩みで正位置が出たら、あとはどれだけそこを維持できるかが問題になります。
友達以上恋人未満のような関係で出てくると、正位置であっても残念ながら後は0に戻るだけになります。
⇧決して結婚出来て幸せになるとは読まないのです。
今が関係の終着点。
完成された形だと思って、あとはいかに0に戻らないようにするか。
もしくは区切りをつけて0からやり直すのか。
その先の展開をよく見て、慎重にアドバイスさせていただいています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『世界を知ればタロットとは何かがわかる』と私は思っています。
世界と名のついたカードでさえ、単純なハッピーエンドを示さない。
人間のエゴがこれでもかって詰め込まれたタロットカードは、考察すればするほど奥が深いんですよね。
最終的には占者とカードとの共通認識がものを言うけれど、人間社会は苦行だと思っている私にとって、これ以上ないほど堂に入った占術です。
ではでは(*^^*)
大アルカナ考察は今回で終了となります。
私の偏ったあるあるも含め「いつも楽しく読んでいます」「考察大好きです!」っておっしゃっていただくことが増える度、私自身もタロット占いに対するモチベーションを高い位置で保ちつつ最後まで書き上げる事ができました。
感謝しかありません。
本当にありがとうございます(*_ _)
2022年からは【小アルカナ考察】も始動します。
Instagramとの連携も考えていますので、引き続き見守っていただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
一宮ゆり