おはようございます!
ついについに心理カウンセラーの試験に合格した、タロット占い師の一宮ゆりです。泣
長かった。
私が登録したのはオンラインに特化したカウンセラー資格です。
これからはビデオ通話にも慣れていかないとって思って( ;∀;)
約100日かかってしまったけど、なんとか試験にも一発合格しました。
試験の制限時間が出題量に対して短かったので資料を見る暇が無く、手に汗握りながら答えてました。
最近お客様に教えていただいたのですが、通信講座では代金を多く支払うと試験免除の資格が主流になってるそうです。
もっと早く知りたかった。笑
さてさて、今回はタロットカードの解釈を深掘りしてみようと思います。
第一弾は「愚者」のカード。
タロット基礎レッスンでも全てのカードの解釈を掲載していますが、ブログの方ではより深く書いていけたらなって思います(*^^*)
愚者の基本的な解釈とキーワード
《描かれているモチーフ》
番号〈0〉
数字を割り当てられたのは黄金の夜明け団時代のことで、元々は数字は無かったとされています。
実在しないもの。
実体のない目に見えないもの。
無限の可能性を示す場合もありますが、ただの「無」かもしれない。
トランプでいえばジョーカー的な位置。
太陽
大きな生命エネルギー。
要素としては「陽」なので私としては男性的で活発なイメージ。
山
山あり谷ありで試練の象徴。
人生のバイオリズムを表す。
結構ギザギザで険しそう。
王冠
王冠は当時、貴族しか身につけることは出来なかったことから、この少年は王子という説が有力です。
(ボロボロの衣服から、怖いもの知らずの道化師との説もあり。)
白いバラ
薔薇はギリシャ神話で愛と美の女神アフロディーテの花。
白薔薇はキリスト教で、白百合と同じ聖母マリアの花とされている。
意味は「純潔」
白い犬
犬は男性性の象徴で、白は吉兆を表す。
ちなみに猫は女性性。
《基本的なカード解説》
静止画のような絵柄が多い大アルカナの中で、かなり動きのある珍しい絵柄となります。
気の向くまま放浪の旅に出ようとしている王子様。
あてのない旅に出ていることから、好奇心旺盛ですが 計画性が無く危なっかしいイメージです。
キーワード
《正》純粋・遊び心・無限の可能性・旅・出発・期待・自由
《逆》気まぐれ・軽率・不安定・愚か・現実逃避・曖昧・無謀
正位置の場合はポジティブな意味合いが強く、そのなにものにもとらわれない性質が前向きさにつながります。
逆位置の場合はネガティブな意味合いが強く、その計画性の無い無鉄砲さが足を踏み外す危険な行為となります。
愚者はよちよち歩きの赤ちゃんです。
ここではおみくじ的なワンオラクルではなく、鑑定の中で複数枚を使ったスプレッドの場合を書かせていただきます。
赤ちゃんって、普通では考えられないような行動をとったりしますよね。
興味のおもむくまま、危ない場所にもトコトコ行っちゃう。
私は愚者のカードを読むときに、ちょっと危なっかしいなっていう気持ちで周囲のカードも読んでいます。
これは私だけかもしれないけど、愚者を取り巻くカードも深読みしないようにするクセがあります。
それは愚者が出てくると、周囲のカードにも思考と行動に一貫性が無い場合が多くて。
それは占っている対象が、その時々で言っていることが変わったり行動が伴わなかったりしているから。
億万長者になったら~って夢ばかり語って働かない、みたいな。
常識を無理やり当てはめて読むこともできるけど、それは愚者の個性を否定してしまう。
出てくるカードをとりあえずは深読みせずに、そのまま受け取ってみる。
そして何に興味を惹かれればこういう展開になるのかを探る。
それと同時に何に恐怖やショックを感じたのかも探ります。
この時もけっこう単純に、ポジティブなカードとネガティブなカードに着目します。
そして自分の中にある母性を総動員して、メッセージを理解する。
そう、赤ちゃんを見守る母親のように。笑
ただ、次のあるあるでもお話ししますが、これをお客様に伝えるのはけっこう至難の業なんです。
愚者に対する私なりのあるある。
恋愛のお悩みで愚者のカードが出てくると
出たな (; ・`д・´)!!!
ってなる。
お客様の悩みが深いときに、私の占いでは結構な出現率を誇ります。
これが出た時のお相手は「何も考えてない状態」で、それをどう伝えたら良いのかはその場その場で判断しています。
そのままストレートにお伝えしても、まずお客様には納得していただけないことが多い。
「そんなはずない、私はこんなに悩んでいるのに。」
そうですよね。わかります( ;∀;)
だがしかし!
お相手が「何も考えていない」から「つかみどころがない」ので、そんな状態の人を相手にしなければならず、悩みが深くなるのでは?とタロットは言いたいんじゃないかなと。
お相手に計画性があったりこちらの想いに寄り添う姿勢があれば、女性が不安に押しつぶされることもないはずですから。
というメッセージをタロットが提示しているんです。
ええ、タロットが。
決して私が意地悪で言ってるわけじゃないんです( ;∀;)
学生の頃から、とにかく何股もするようなチャラ男(古い。笑)によく出てきてて、まだ乙女だった私はついつい敬遠してました。
今はそこまで極端な解釈はしないけど、「あ~、なにも考えてないんだな。」ってちょっと残念な気持ちになります。
愚者がお相手の方に出てきたときは、良くも悪くも深く考えていないことがほとんどです。
正位置でも逆位置でも印象としてはあまり差が無く、ある意味悪気が無いっていうのもある。
それは、愚者のベースにあるのは無邪気で純粋な気持ちだから。
そう、赤ちゃん。
気のみ気のまま。
自由に振舞うことが魅力の一つでもあり、憎めないところでもある。
さわやかな風が吹くように、ひとつのところに留まってはいられず好奇心に満ちている。
対処法はとにかく自由にさせてあげること。
泣かない、追わない、縛らない。
私の学生の頃からのイメージは、フーテンの寅さんです。
若い方は知らないかな(*‘ω‘ *)
愚者のカードが鑑定中に出るとあの歌が頭の中に流れるという、たぶん私だけであろうあるあるでした。笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
カード考察はシリーズ化したいと思っていますので、これからお勉強してみようという方にも読んでいただけたら嬉しいです(*^^*)
ではでは。