こんにちは!
最近見つけた喫茶店が、今までで一番のお気に入りになりそうでワクワクしている、タロット占い師の一宮ゆりです。笑
自宅から車で1時間くらい。
レトロな雰囲気でお食事も美味しくて。
行きつけのお店が増えると選択肢が増えて、昔からテンション上がる私(*^^*)
さて、今回は読書の秋ということで、私が日頃から胸に刻んでいる言葉を3つ、ご紹介したいと思います。
ずっとこの記事は書いてみたくて。
自分自身への戒めのためにもまとめておこうと。笑
初心を忘れないように、記事を書きながらしっかり落とし込んでいきたいと思います。
「仕事との向き合い方」を教えてくれた言葉。
目の前に高い壁が現れると、大半の人は引き返すんだよ。
私が一緒に仕事をしたいと思うのは、その壁をどう乗り越えるか考えられる人なの。
これは、私が初めてアパレルの店長を務めたメーカーの、営業担当者の言葉です。
仕事のことで悩んでいた時、お店のカウンターで放たれた一言でした。
とても耳の痛い一言だった。
それは正に、私が高い「売り上げ目標」や「周囲の期待」という壁に背を向けようか悩んでいたから。
当時私も彼女も25歳。
大手アパレルメーカーの営業として働く彼女は、どんな時でも店舗をサポートしてくれていました。
都内から来ているにも拘わらず、終電まで居酒屋さんで飲んだりして。
同い年だからか、お互いの彼氏のこと、結婚のこと、仕事のことも打ち明け合って、本当に今でも大好きです。
一度私の引っ越しで退職した際も、引っ越し先にある店舗を担当してほしいと個人的な連絡をくれて、私はすっかり甘えていたんだと思います。
今思えば恵まれた環境の中で、私の未熟さから出た「辞めたい」という言葉。
彼女はそれを聞いて、真っ直ぐ目を見て言いました。
引き留めるでもなく。
怒り出すでもなく。
同じ働く女性として、あなたにその壁を越える実力は本当に無いのかと。
同じ年数しか生きていない彼女が、問いかけてきたんです。
私は次の日から、猛烈に働きだしました。笑
やってやろうじゃないかと。
今に見ていなさいよと。
なんて単純なんだ。笑
負けず嫌いで意地っ張りな私の性質を、しっかり把握されていたんですね(*^^*)
仕事から帰ると玄関先で靴も脱がずに倒れ込んで寝てしまい、その頃同棲中だった彼にたたき起こされたり。
お手洗いにもいかず、お昼休憩もバックヤードでさっと済ませて店頭に立ち続け、血尿が止まらない程働きました( ;∀;)
実力不足を補うには、経験を積むしかない。
壁の向こう側に行くためには手段を選んでいられない。
限界を超えた先にしか成功は無い。
そう信じて、どこが限界なのか自分でもわからないくらい夢中で働いていました。
気づけば自然と接客スキルや商品知識も蓄えられたな。
その後いくつかの店舗を担当して、別のメーカーでも店長を務めましたが、私が担当するお店の売上は高い水準で前年を超えていくことが出来ました。
壁にぶつかる時、思い出すのは彼女の言葉。
その度に、私は内側からやる気がみなぎってきます。
無理やり上を向かせて、高いところに引っ張り上げられるような感覚。
このかけがえのない経験は、お店のスタッフや趣味での仲間選びの基準にもなっています。
自ら目標を持ち、私以上にその物事に夢中になれる方としか仕事をしなくなりました。
夢中は努力を凌駕する
夢中になってる人ってとても強いんです。
四六時中そのことしか考えてないから、圧倒的にひらめきやアイデアの量が多い。
お花の先生も、ハンドメイドショップのオーナーもそう。
今まで関わってきた沢山のクリエーターさんや経営者の方達。
皆さんに共通しているのはこの夢中になる力。
人生を楽しむ力。
その力の前には、どんなに努力しても敵わないことがある。
私の大好きな松下幸之助さんも、熱意は全ての人に平等に与えられているって言ってたような、、、気がする。
もう一度読み直そう。笑
私自身が今夢中になっているのは、お客様とタロットを通じて対話し、鑑定スキルを磨くこと。
時には昔からのお友達のように、泣いたり笑ったりしながら共に成長させていただけたら、こんなに幸せなことは無いと思っています。
「成長できているか」を確認させてくれる言葉。
『自分の感受性くらい』
茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもがひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
こちらは私が中学3年生の時、図書館で出会った茨木のり子さんの詩です。
とてつもなく厳しく、清々しいほど心に響く、大好きな言葉です(*‘ω‘ *)
物事に行き詰って心がささくれ立つ度に、何度も読み返してきました。
いつ読んでも、なんかドキッとしちゃう。笑
この文章に頭がガツンとなったら、私は一度自分自身を見直さなければいけないんです。
ガツンってならなかったら、よしよし、まだ大丈夫だな、行けるなって、なんか思うんです。
そんなやり取りを20年以上繰り返すうち、ガツンってなることがほとんど無くなっていることに最近気づきました。
というより、これを書いてて気づいた。笑
だいぶストレスをコントロールできるようになったんだな。
そういう意味でも、戒めの言葉は自らの精神状態を計る目安になるのかも。
うんうん。おすすめです。笑
私はよく「他人はコントロールできない」ってお話しさせていただくことが多いのですが。
いくら周囲を自分の思い通りに動かそうとしても、無意味。
自分を満たすために他人から足りない部分を持ってこようとしても、無意味。
その場しのぎにしかなりません。
本当に大切なのは、自分自身が創り出す内面の豊かさ。
そうそう、台風の目ってあるじゃないですか。
台風の目の中心地って実は穏やかなことが多いらしいんです。
自分軸が台風の目だとして、他人軸が渦巻く雷雲だとする。
どんなに環境が変わっても、自分の意志を物事の中心として考えれば、周囲の雑音や圧力に吹っ飛ばされずにいられるんじゃないかって思うんです。
伝わるかな( ;∀;)
要は、向き合うべきは自分自身。
その物事がどうして起こっているのか、問いかけるべきは自分自身。
各々が自主的に改善していくしかない。
そこで成長できる人、できない人がはっきりします。
私は常に成長できる人でありたいと思うから、これからもずっと「今の私はばかものか?」と自分に問いかけていこうと思います(*^^*)
「パートナーシップ」を気づかせてくれた言葉。
僕の後ろを歩かないでくれ。
僕は導かないかもしれない。
僕の前を歩かないでくれ。
僕はついていかないかもしれない。
ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。
フランスの小説家、アルベール・カミュの言葉。
(出所不明とも言われてます)
以前にもご紹介させていただいたと思いますが、やっぱり外せなくて。
私の理想の恋愛の形でもあり、うっかり男性に押し付けがちな言葉でもあります。笑
男女の前に人と人
共に自然体で歩調を合わせることが出来れば、長く続く人生を支え合って生きていけるのではないか。
狂おしく恋焦がれる愛。
尽くされ舞い上がる愛。
素敵だなって思っても、そこにあまり興味がわかなくて。
私自身は、親友のような、兄弟のような関係性の恋愛が理想です。
長い月日をかけて信頼関係を築いていければ、誰にもその絆は奪いきれない。
夫婦になったからといっても、一生涯を通していくつかの恋愛は避けられないと思うんです。
パートナーに好きな人ができるかもしれない。
自分自身に心から愛せる人が現れるかもしれない。
もちろん、それはパートナーへの裏切り行為であり、それまで築いてきた信頼関係を崩壊させるものでもあります。
問題は、信頼を失った後。
もう一度2人の関係を再構築できるかは、お付き合いの中でどれだけお互いを尊重し、心砕いてきたかが大きなポイントになるんじゃないかな。
心を寄せすぎると自分本位になり、お相手の気持ちが見えなくなってしまう。
恋愛をしていても自分を見失わずにいるには、お相手との適切な距離を保つこと。
それにはお互いに熱くなる部分と冷静になれる部分を、すり合わせていく作業が必要です。
もしどちらかが恋愛以外に夢中になっているときは、そっと見守って出過ぎた言動はしない。
もしどちらかが心折れそうになり倒れそうなときは、そっと支えて寄り添い理解を深める。
このバランスが難しいんだよね。
それでも諦めずに、ぶつかりながら、傷つけ合いながら、パートナーを想う。
その努力を怠らなかったなら、一度ご縁が途切れたとしても、お互いの想いは引き寄せ合う。
私にとって夢中になってしまう恋愛は、毒みたいなものだと感じています。
一種の麻薬のように、冷静な判断もつかず自らを貶めてしまう。
そこから生まれるマイナスな感情は、依存によって視野が狭くなり悪い方悪い方へと自分の身を置く原因となります。
そんなのはいや。
尊敬し合い高め合っていける人でありたい。
ただ共に歩いて、お互いに自分の人生を生きていく。
目の前に高い壁が立ちはだかっても、お互いに違う視点から意見を出し合って、その物事を乗り越えていく。
綺麗事に聞こえるかもしれないけど、私は常にこの考えで人と接しています。
自分の中に綺麗な思想を持っておくのは、決して悪い事じゃない。
自分自身がブレなければいいだけのこと。
私は恋愛にも、過度な期待はしません。
それは自由でいたいから。
恋愛に縛られたくない。
人の依存心は、真綿で首を絞めつけられているように息苦しい。
人の支配欲は、狭い檻の中に閉じ込められているようで痛々しい。
世界には他にもキラキラした素敵なことが溢れている。
恋愛に縛られることでそこに目を向けられなかったり、チャンスを逃したりしたら、私は自分が許せない。
だからこそ、ただ私と一緒に歩いて「あっちにも目を向けてみたら?」「チャンスなんだから行っておいで」と諭してくれるような方と、これからも共に歩いていきたいと思っています。
いかがだったでしょうか?
本を読んでいると、思いがけない思想に出会うものです。
「あの時のあの人の言葉」も、気づけば心に焼き付いていたりする。
うん。本屋さんに行きたくなっちゃった。笑
YouTubeの動画もいいけど、たまには本をじっくり読んだりするのも楽しいですよ(*^^*)
ではでは。