こんばんは!
YouTubeを始めた頃の動画を見返したら、緊張でぎこちない感じが恥ずかし過ぎて削除してしまいそうになる、タロット占い師の一宮ゆりです。笑
いつもあたたかいメッセージをくださったり、グッドボタンをこまめに押してくださる視聴者様、本当にありがとうございます(*_ _)
求められる限り動画は撮り続けていきたいなと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)
さてさて、今回のテーマは「私が独学でタロット占い師になった方法」です。
占いが流行っていることもあり、本屋さんでもハウツー本がたくさん出ていますし通信講座も充実していますよね。
新型コロナウィルスの影響で、おうち時間を使ってタロット占いを始めてみようって方も多いのではないでしょうか。
そこで、私がタロット占いを習得した方法と、その手順を書いてみたいと思います。
私のタロット占いは、100%独学です。
どこからの干渉も受けていないので、わりとのびのび占い師をしています。
正統派(?)の先生にしてみたら、けっこうクセのある異質な存在かもしれない。笑
人それぞれ合う合わないがあると思うので、タロット占いの勉強法の一例として読んで頂ければうれしいです。
ステップ1.解釈にはオリジナリティを
78枚のタロットカードには、一枚一枚に意味があります。
タロット占いの最初の壁は、その意味を覚えることなんじゃないかな。
教科書に載っている何百ページもの解釈を、全部丸暗記なんて出来ないですよね。
少なくとも私には無理。笑
私自身、書店の本棚に並ぶハウツー本に記されているカードの解釈を、全ては理解していません。
著者の独自の解釈も盛り込まれていることが多いから、手に取った一冊を丸暗記してもあまり意味が無かったなと今となっては思います。
それよりもおススメな方法があります。
それは自分なりの解釈で一冊の本を作ること。
本と言っても大学ノートで大丈夫(*^^*)
用意するタロットカードは、スタンダードな絵柄のものが良いです。
デッキを1つ購入したら、カード1枚につきノートは見開きで2ページを使って、解釈を書いていきます。
まず1ページ目には、カードを見て自分なりに感じたことを書いていきます。
例えば【愚者】なら
絵柄から・・・楽しそう、崖ギリギリで危ない、冒険、旅、上を向いて前向き、明るい感じ
数字から・・・Oになる、白紙の状態、これから始まる、全ての核、原点
など、今ある知識の中で当てはまりそうなものを書き出していく。
次に恋愛ならどうだろう、仕事ならどうだろう、など様々なシチュエーションを想像してみる。
恋愛なら・・・恋し始めたとこかな、一緒にいて楽しそう
仕事なら・・・危なっかしくても進みたい、恐れより好奇心の方が強そう
のように、自分なりに感じたことや思ったことを書き足してみる。
この段階で既に、独自の解釈が生まれていくんです。
なぜかというと、書き出したものは自分の経験や知識から頭に浮かんできたキーワードだから。
恋愛体質の方は恋愛のカテゴリーがどんどん埋まっていくだろうし、お仕事大好きな方は仕事のカテゴリーがキーワードでいっぱいになりそう。笑
そこには自らのエゴや固定概念も、どんどん吐き出しちゃいましょう。
そして2ページ目には、実践で感じたことや出てきた結果を書いていく。
何年もかけて書き足していくつもりで、余白は残しておいてほしいです。
もちろん、本を読んだり動画を観たりして気に入ったキーワードや解釈も、余白部分に書き足してください。
こうして78枚全てのカードに、同じ作業をしていきます。
私は学生の頃から、こうしてノートにまとめていくうちに、自然とカードの解釈も覚えてしまいました。
今でも個人鑑定をしていく中で、新しい解釈が生まれれば書き足しています。
もしこれからタロット占いを始めるという方は、教科書を読む前にこのノートを作ってほしいです。
先入観の無いまっさらな状態は、教科書をめくる前の今しかありません。
そして作り上げたノートは、世界に一冊しかない自分だけのオリジナル教本です。
これから占い師として活動していく上で、必要な個性が詰め込まれた素晴らしい一冊となります。
ステップ2.本格的なスプレッドを使う
もし、占い師として誰かを占ったり職業として考えているなら、即実践を取り入れることをおススメします。
一枚だけで占うワンオラクルはおみくじ感覚で、物語を作る練習にはなりません。
プロが使うスプレッドを、初心者のうちから使っていきましょう(*‘ω‘ *)
私がよくYouTubeの動画内で使用しているのは以下の通りです。
【ケルト十字】
状況や気持ちなど全体的に見たいとき
【二者択一】
YES・NOや選択肢が2つあるとき
【ヘキサグラム】
2人の相性や仕事との相性を見たいとき
【ナインオラクル】
9枚引き。お相手の本音を深堀りしたいとき
【ファイブオラクル】
5枚引き。物事の可能性が何%か知りたいとき
【ホロスコープ】
13枚を使って1年間の運勢を占います
私の場合はその時々によって、いくつかのスプレッドを組み合わせたり即席で作ったりしています。
YouTubeでは私の動画を観てタロットを勉強している方もいらっしゃるので、初心者向けのタロットと古典的なスプレッドを使っています。
特に電話鑑定では常に手は動いていて、お客様とお話ししている時も頭の中では最適なスプレッドを探しています。
そしてここでもノートを作ってみてほしい。笑
各スプレッドには、決められた場所に決められた読み方を指定されていることが多いですよね。
ここは現状で、ここは周囲の環境で、ここは最終結果で、、、みたいな。
実はこの配置も、占い師によってマチマチなんです。
書店に並ぶ複数のハウツー本でも、統一されてはいません。
私の場合は自分がやりやすいように、かなり変えています。
もしタロットのガチガチな先生がいたら、思い切り怒られるんじゃないかというくらい。笑
中学生の頃からあまりタロットの教科書は読まず、実践ばかりしてきたからかな。
ここがこうなら読みやすいのにって事がたくさんあったんです。
使いづらいな、ややこしいな、って場合は、自分なりにメモを取りながら検証をして、問題無いようなら変えてきました。
結論としては、占う人がちゃんとココはこう!って指定してからカードを切れば、相棒のタロットさんはちゃんと指定した場所に物語を映し出してくれます。
あまり固く考えず、自分なりのスプレッドも作っていいと思うんです。
私自身も、自分だけのオリジナルスプレッドが10個以上あります。
それは焼き鳥屋さんの秘伝のタレのようなもの。
以前にもお話ししましたが、多種多様な質問にどれだけ対応できるか。
より真実に迫るスプレッドをどれだけ作れるかが、タロットカードの醍醐味だと思っています。
そして、より実践的なスプレッドで占っていくうちに、自然とカードの解釈も頭に入ってきます。
習うより慣れよ
とにかくカードをきって並べて考察する。
私は気になったカードの並びは写真に撮っておいて、出勤中の電車の中でずっとにらめっこしてました。笑
とことんカードと向き合って、タロットが何を伝えようとしているのかあらゆる可能性を模索する。
それが「タロットと仲良くなる」一番の近道だと実感しています。
ステップ3.実践の中で腕を磨く
最近は新型コロナウィルスの影響で、副業で占い師を目指す方が増えているのではないでしょうか。
占い師に資格はいりません。
極端にいえば、いつでもどこでも占い師になれます。
一番大事なのは「私は占い師です」と宣言すること。
認知され人気が出るかどうかは自分次第。
超実力主義な世界です。
お友達や知り合いの方に練習台になってもらいながらでもいい。
1に実践
2に実践
3,4が無くて
5に実践
笑
とにかく実践あるのみ。
悩めるお友達を1人捕まえたら、1つの質問に対して最低3つはスプレッドを作りましょう。
その時は視点を変えて占うのがポイントです。
例えば【片想い】の場合。
ヘキサグラムでお二人の相性を。
ケルト十字でお相手の今の状況を。
9枚引きで潜在意識までの本音を。
そこに私は一月ごとの運勢やベストなタイミングをホロスコープで、可能性を5枚引きで見たりしていきます。
最終結果は全てのスプレッドを展開した後。
総合的に判断していきます。
こうなるとテーブルの上にはすごい枚数のカードが並ぶことに。笑
そして私は1スプレッドに対して1デッキと決めているので、常にタロットカードは4~6デッキ用意しています。
初心者さんは、1つのデッキをしっかり自分の中に落とし込むこと。
タロットカードもデッキによって全然絵柄が違うものが多々あるので、慣れてきたら好きな絵柄を買いそろえるとモチベーションもアップしますよね(*^^*)
良い鑑定が出来るようになれば、ご紹介や口コミから素敵なご縁が広がっていきます。
気を付けたいのは【良い鑑定=アゲ鑑定】ではないということ。
(アゲ鑑定とは、厳しい結果でも事実を曲げて喜ばしい結果として伝えること)
リーディングの中でタロットが出してくれた物語を、ご相談者さまにそのままお伝えしなければいけません。
もちろん良い結果だったときは、私もお客様と一緒になって泣き笑いしながら喜ぶこともあります。笑
お客様を元気づけたい、喜ばせたいと思って嘘をついても、それは全て結果に現れてきます。
一時的にその場はやり過ごせても、その結果によって行動してしまったことでお客様を傷つけることになるかもしれません。
私も十代の頃は、けっこう願望混ぜ混ぜ状態で占っていました( ;∀;)
その方が楽しいんだもん。
けど、だんだん何のためにタロットしてるんだろうって思ってきて。
もちろん、お客様に笑顔になってほしいって気持ちは大事だよね。
しかし、お悩みの根本的な解決を目指すには、タロットが出した結果を素直に受け取って、目の前にいるお客様としっかり語り合っていく。
私の占いスタイルはこれだなと。
占い師だと宣言した時から、そこだけは忘れないように自分に言い聞かせています。
実践を繰り返すことで、自分の占いのスタイルも見えてくるはず。
たくさんのお客様と接していくうちに、対人スキルも磨かれていくんじゃないかな。
あまり頭でっかちにならないで、とにかく占って占って占いまくること。笑
実践を通して沢山の経験を積んでいくことが、タロット占い師への一番の近道だと私は思っています。
いかがだったでしょうか。
教科書通りはつまらないって思う私には、このやり方が一番合っていました。
こんな自由なタイプの占い師もいるっていうことが分かれば、タロット占いももっとカジュアルなものになっていくんじゃないかな。
これからタロット占いを始める方は、自分に合った方法を探してみてほしいです。
私の電話鑑定ではタロット相談も受け付けてますので、タロットに興味のある方はご活用ください。
最後は宣伝になってしまった。笑
ではでは(*^^*)